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COLUMN コラム

2023.6.23

臨床検査に係る、『JCCLS共用基準範囲』の普及について

皆さん、『JCCLS共用基準範囲』をご存知でしょうか。
『JCCLS共用基準範囲』とは、一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会(JAMT)との共同事業として進められた全国共有基準範囲をもとに、さらにJCCLS基準範囲共用化委員会での検討を経て設定されたものとなります。
そして、日本臨床検査標準協議会(JCCLS)より一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会(JAMT)宛てに、「JCCLS 共用基準範囲普及についての依頼」があったことから普及が始まりました。

日本医師会をはじめJCCLS会員の29学会・団体の同意あるいは賛同が得られている、と公表されている『JCCLS 共用基準範囲』について、各医療機関様に対応状況を聞いてみました。

JCCLS共用基準値(抜粋)最近、お客様を訪問すると、『JCCLS 共用基準範囲』について話を伺う機会が増えてきております。以前までは、施設独自または、外注検査会社の基準値に準じ、正常範囲を設定されている病院様を多くお見受けしておりました。

しかし、医療の地域連携システムの構築とマイナンバー制度の導入に伴う「国民の健診検査データの活用」など、医療機関における検査データの統一が求められるとの見解から、臨床検査情報を正確かつ有効に利用するためには、その統一の判断基準が必要であり、基準範囲の共用化が望まれるようになりました。

そのため、JCCLSに加盟している医療機関様においては、基準値のマスタ変更などを進めていらっしゃる傾向があるように感じます。

今後も『JCCLS 共用基準範囲』について、引き続き情報収集していきたいと思います。

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