パッケージシステムへの運用切替で業務効率大幅改善、サービス向上

今回の取材にあたって

2008年に開院された白庭病院様は、2015年に人間ドック業務の効率化を図るために
『iD-Heart』を導入されました。
現在では「特色のあるドック内容」の提供に役立てられています。

今回は 検査科 係長の竹田様 にお話を伺いました。

受診者様に喜ばれる人間ドック内容の提供

病院様についてご紹介をお願いします。

　当院は、2008年開設と比較的新しい病院です。
すぐ隣には近鉄けいはんな線白庭台駅があります。白庭台駅は2006年に開業された駅で、周辺は新興住宅地です。
近鉄けいはんな線から大阪メトロ中央線に直通運転されているので、30分ほどの所要時間で大阪市の中心部へ行ける利便性の良い場所であることから、住民の方も増えています。

地域住民の方に喜ばれる、特色のある人間ドック内容を提供されていると伺いました。

　受診者様は近隣の方がほとんどですが、遠くは愛知県から受診される方もいらっしゃいます。
　当院では1日に2名までしか受け入れていません。その分、スムーズに検査を受けていただき、丁寧に対応することで非常にご満足いただき、実施件数は毎年増えています。
　特色のある人間ドックを提供するため、一般的に行われている項目に加え、腫瘍マーカーやピロリ菌検査、甲状腺機能検査などを標準検査項目として提供しています。他施設ではオプション検査として行われている項目でも標準検査項目として取り入れることで、受診者様に必要な検査なんだと理解いただけます。また、総額費用も他施設でオプション検査を含んだ場合よりもリーズナブルに提供しています。
結果報告書は自動所見だけでなく、医師が前回結果との比較をしながら細やかな指導文章を入力しています。経過観察の方でも結果の傾向を見て、厳しい指導文章になる時もありますが、それだけしっかりした内容になっていますので、受診者様に大変喜ばれています。

検査会社からの紹介がきっかけ

『iD-Heart』導入の経緯を教えてください。

　開院当初より少しずつ人間ドックの受け入れを行っていましたが、結果報告書作成は検査会社に委託していました。当日の採血と一緒に計測結果をお渡しし、結果報告書を作っていただくサービスです。ただ、当時は結果報告書が出来上がるまで早くて3週間、返送までには1ヶ月ほどかかっていました。
　また、ドック専任の医師が赴任されて以降、結果報告書に健康指導内容などもっと詳しいアドバイスを記載するようになりました。そのため、所見内容の差し戻しなどを行うことが多くなり、結果報告書をお渡しするまでに1ヶ月以上かかるようになっていました。
　院内で結果報告書を作れないか検査会社に相談したところ、『iD-Heart』を紹介され、導入に至りました。
　知り合いの他院の検査技師からも聞いて色々な会社の健診システムがあることは知っていました。しかし、当院で本当に使えるのか、本当に必要なのか疑問でした。検査会社から、『iD-Heart』は結果取り込みなどの事例が多いこと、導入されている医療機関でも評判が良いと聞いて、導入を決めました。実際に導入してみると業務効率が大幅に改善しましたし、件数増にもしっかり対応できています。

業務効率アップで受診者対応を手厚く

特にどのような部分で業務効率が上がりましたか

　『iD-Heart』を導入してまず、予約の管理が簡単になりました。「予約カレンダー」で空いている日がすぐに分かるので電話の応対も簡単です。
　受診日には『iD-Heart』で以前の問診結果も印刷して、照らし合わせながら現在の健康状態を伺っています。前回データの確認や印刷も簡単にできるところが気に入ってます。
受診者様が細かな不安をお持ちであっても、前回の内容を見ながらしっかりと話を伺えるので、受診者様にも安心いただいています。
　また、当院では検査結果や所見は「自動判定」と医師のダブル判定を行い、所見文章を追加しています。医師自身が以前の結果を『iD-Heart』で確認し、分かりやすい所見や指導などの文章を入力しています。医師も使いやすいので、報告書の早期作成に協力いただけています。
　検体検査の結果もすぐに取り込めますし、 懸案だった結果報告書返送に時間がかかっていた点も、導入後は2～3週間と大幅に短縮できました。受診者様からご満足の声をいただいています。

慣れないスタッフにも業務を覚えてもらいやすい

他に便利だと感じられている点を教えてください。

　『iD-Heart』は、一つ一つの機能が業務をスムーズに行うために整理されているので使いやすいです。
パッケージの運用に合わせて業務を行うことで、各業務が時間短縮できました。
　件数増に合わせてスタッフが増えましたが、業務知識がそれほど無くても、 『iD-Heart』を使うことで業務を覚えてくれました。事務業務が効率化できれば、受診者様と向き合う時間もしっかり取れます。そうしたことで当院の人間ドックの評判も上がり、前年以上のお問い合わせをいただくようになりました。これからも『iD-Heart』をフル活用して、受診者様にご満足いただけるようにします。